公務員の給与
こんにちは、けいです。
公務員の給与が2年連続で上がることに対して、様々な人が批判していますね。
彼らの主張はこうです。
「慢性的な赤字であるのに給与や賞与の額を上げるのは民間ではありえない」
これに少しだけ反論すると、公務員がする仕事はそれの対価として何ももらっていないんです。例えば、道路工事をしても周辺の住民から追加的に代金を徴収していません。このことは、そのサービスの対価は何ももらっていないから赤字であるのは当たり前である、ということです。
税金を徴収しているじゃないか、とおっしゃる方もいるかもしれません。
しかし、税金はサービスの対価ではありません。なぜかというと、受益者と負担者が一致していないからです。先ほどの道路工事の例で言うと、道路工事で効用を得る人と、そのお金を負担している人は違います。その時点で対価として税金を支払っているわけではありません。
また、政府も必ずしもサービスを提供するから税金を徴収しているわけでもありません。
(これについてはまたお話しします。)
したがって、そもそも民間企業と政府を比べられないのです。また、赤字であるのは当たり前です。
これらを考えると、公務員の給与は民間の平均給与を基に考えられていいはずです。また、以前大幅に給与削減されたので、今回給与が上がったのは妥当とも考えられます。
このように、単純に民間と政府を比較できないという話でした!